ビジネスにおける日程調整は、メールや電話のやり取りが何往復にもなり、思いのほか時間を取られる作業です。「候補日を出したら相手の都合が合わず、また出し直す」「複数人の予定をすべて確認する手間がかかる」といった経験は、多くの方に共通する悩みではないでしょうか。本記事では、2026年8月25日時点で利用できる日程調整ツールを5つ取り上げ、無料プランの有無・機能・料金を比較します。個人利用からチーム利用まで、自分に合ったツール選びの参考にしてください。

日程調整の現状と課題

打ち合わせの候補提示、参加者への確認、確定連絡を手作業で繰り返すと、件数に比例して調整作業が増えていきます。

特に問題になるのは以下のようなシナリオです。

こうした課題を解決するのが日程調整ツールです。ただし、ツールによって得意な機能や料金体系が大きく異なります。自分のユースケースに合ったツールを選ぶことが重要です。

ポイント: 日程調整ツールを選ぶ際は「料金(無料プランの範囲)」「対応カレンダー」「共有方法」「Web会議連携」を確認すると比較しやすくなります。

5ツール比較表

以下の表は、代表的な日程調整ツール5種類を主要機能の観点で比較したものです。

ツール名 無料プラン 有料プラン最安 Googleカレンダー連携 共有方法 Web会議連携
AkiTime Proおすすめ あり ¥980/月 Google・Microsoft テキスト・URL Zoom・Teams
Spir あり 公式サイトで確認 Google・Microsoft URL Zoom・Meet・Teams
TimeRex あり 有料新プランは提供準備中 Google・Microsoft URL Zoom・Meet・Teams
Nitte あり ¥660/月〜 Google URL・埋め込み 公式サイトで確認
Calendly あり $10/月〜 Google・Microsoftなど URL Zoom・Meet・Teamsなど

※ 2026年8月25日時点。各社公式の Spir製品情報、 TimeRex料金、 Nitte料金・機能、 Calendly料金 を参照しています。契約前に最新情報をご確認ください。

各ツールの詳細

Spir
無料プランあり / 有料プランは公式サイトで確認

Spir は、Google カレンダーおよびMicrosoftカレンダーとの連携に対応した日程調整ツールです。複数のカレンダーをまとめて確認し、候補日を共有できます。

空き時間リンク、候補提案、投票の3種類の調整方法があり、複数人の日程調整にも対応します。Web会議はZoom・Google Meet・Microsoft TeamsのURLを日程確定時に自動発行できます。

メリット
  • Google・Microsoftの両方に対応
  • 空き時間リンク・候補提案・投票に対応
  • 複数参加者の日程調整に対応
デメリット
  • 有料プランの料金は契約条件と公式サイトの確認が必要
  • 機能が多いため利用目的に合わせた初期設定が必要
TimeRex
無料プランあり / 有料新プランは提供準備中

TimeRex は、自分の空き時間ページURLを作成して相手に送るタイプのスケジュール調整ツールです。相手が空き時間一覧から日時を選ぶと予約が確定し、Google・Microsoftカレンダーへ反映されます。

公式料金ページでは、無料プランでも日程調整カレンダーと予約件数を無制限で利用でき、Zoom・Google Meet・Microsoft TeamsのWeb会議連携にも対応すると案内されています。有料のBasic・Premiumは現在「Coming Soon」と表示されています。

メリット
  • 無料プランでも日程調整カレンダー・予約件数が無制限
  • Google・Microsoftカレンダーに対応
  • Zoom・Meet・Teams連携に対応
デメリット
  • 有料新プランの提供時期・料金は今後の公式案内を確認する必要がある
  • 共有は予約ページURLが中心
Nitte
無料プランあり / プロ ¥660/月(税込)〜

Nitte は、Googleカレンダーと連携して空き時間を反映し、予約ページURLやサイト埋め込みで候補を共有できる日本製の日程調整ツールです。

公式サイトでは、無料プランは月10回まで、個人向けプロは月額660円(税込)で回数無制限と案内されています。Web会議など個別機能の対応状況は、導入前に公式の最新情報を確認してください。

メリット
  • Googleカレンダー連携に対応
  • 予約ページURLとサイト埋め込みに対応
デメリット
  • 必要な外部連携がある場合は対応状況の事前確認が必要
  • 無料プランは月10回まで
Calendly
無料プランあり / 有料プラン $10/月〜

Calendly は、Googleカレンダー・Microsoftカレンダー・iCloudとの連携や、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsなどとの連携に対応したスケジュール調整ツールです。

Standardは年払いで1席あたり月額10ドルです。料金は米ドル建てのため為替によって実質コストが変動します。必要なイベントタイプ数、接続カレンダー数、外部連携を料金表で確認して選ぶ必要があります。

メリット
  • Google・Microsoft・iCloudカレンダーに対応
  • Zoom・Meet・Teams連携に対応
  • 複数の外部サービス連携を料金表から選べる
デメリット
  • 料金がドル建て
  • プランごとの機能差が多く事前確認が必要

用途別おすすめまとめ

どのツールが最適かは、利用シーンや重視する機能によって異なります。以下の表を参考に選択してください。

こんな方に おすすめツール
共有後に予定が埋まった場合の二重予約リスクを抑えたい AkiTime Pro
LINEやSlackで候補日をテキストとして送りたい AkiTime Pro
Zoomリンクを予約確定と同時に自動発行したい AkiTime Pro または Calendly
OutlookユーザーとGoogleユーザーが混在するチームの調整 Spir
とにかくシンプルに予約ページだけ作りたい TimeRex または Nitte
英語圏の海外クライアントとの調整が中心 Calendly

候補を共有した後に自分の予定が変わると、古い候補から二重予約が起きる可能性があります。AkiTime Proは予約時に接続済みカレンダーを再照合し、確定した枠をすぐ閉じることで、このリスクを抑えます。テキスト共有と予約リンクを場面に応じて使い分けられる点も特徴です。

まずは無料プランから試し、自分のワークフローに合うかどうかを確認することをおすすめします。月2件の予約確定制限はありますが、テキストコピー機能やカレンダー連携の使い心地は無料プランでも十分に評価できます。